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新・おんづか功活動報告

東日本大震災から10年

10年前の2011年3月11日、私は京都市役所の議員団室で平成24年度予算について協議をしていました。14時46分、ゆったりとした揺れのようなものを感じ、「もしかしたら地震じゃないか?」と思い、どこで起きたのかを確認するためにテレビをつけたことを覚えています。それから約一時間後、東北各地を巨大な津波が呑み込もうとしている映像が流れてきて、「まさかこんなことが起こるなんて」と映像に目が釘付けになっていました。この感覚は2001年9月11日に起きたアメリカの同時多発テロで、飛行機がワールドトレードセンタービルに墜落していく映像を見た時と同じものでした。何れも、この世のものとは思えず、映画か何かの1シーンを見ているように感じていました。その後の、言葉に言い表せない惨事は脳裏からも離れることは無く、なんとしても復興に協力したいとの思いが大変強くなっていきました。それまで、東北地方には何となく距離感を感じていたのですが、震災発災後からは数年訪問をし、微力ながら支援活動にも携わらせていただきました。例を上げますと、石巻市雄勝町の小中一貫校開校に向けてのサポート、雄勝中学校・南三陸ミシン工房への寄付、宮城県内食品メーカーの商品販売等々です。京都市会議員としての仕事と言うよりは、阪神大震災をきっかけに政治家を志した政治家おんづか功の活動として、後援会や地域の皆さまにご理解いただき、支援活動を進めさせていただきました。今でも、個人的に東北支援としての物品購入は継続していますし、普段の生活の中にも東北支援の思いは残し続けているつもりです。今年は、そんな東日本大震災から節目の10年を迎えることとなりました。議員時代に視察を繰り返す中で、新たなまちが各地につくられていくのを目にしてきましたが、残念ながら活気が戻ってきたとは言えない地域も多くあると感じています。このことを肝に銘じ、教訓にしなくてはならないと思います。そのためにも、自然災害の怖さを忘れずに、自助の意識を一層高めることが個人には求められていますが、もう一方で、想定外とは言えない琵琶湖西岸断層や花折断層を原因とする大規模地震に備える中で、減災ならびに復興後のまちづくりに関して協議を行っておく必要があると常々考えております。京都市としても「密集市街地等に関する対策の推進」として防災まちづくり活動支援、防災まちづくり推進事業なども進められるようになっています。平時だからこそできることとして、自然災害後のまちづくりについても協議していただきたいと思います。私たちも積極的に関わらせていただきたいと思っていますので、遠慮なくお声掛けいただきますよう宜しくお願い致します。 最後に改めて、東日本大震災発災から10年の節目を迎える本年、是非、お一人お一人の自助として備えることのできるものをご確認いただき、共助として各学区の自主防災会活動にご参加いただき、公助としてのまちづくりや自治体による支援体制に関心を持っていただきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

「アートの力で街を変える」プロジェクトの紹介

皆さまは「BASE」という取組みがスタートしているのをご存知でしょうか?これは2020年7月に京都で現代芸術の創造発信拠点として活動する5つの団体と京都信用金庫が立ち上げた新しい団体で、持続可能性のある芸術と社会の豊かな共生のために、社会的な芸術活動サポートシステムや普及プロジェクトを実現することになっています。今後は経営にアート感覚を活かすための研修会の実施や、クラウドファンディング事業などで原資を得ていかれます。 なぜ、この取組みを私が紹介するかと言いますと、私は市会議員時代から京都市はクリエイティブ経済都市を目指すべきと提言してきました(平成30年5月本会議)。その年の3月には京都経済同友会も研究開発やデザイン、コンテンツ制作等のクリエイティブな産業が中心になるべきと提言されています。京都市が柔軟な発想力の下で、新たな技術を生み出しつづける都市になっていくには、アート感覚を身につけることは欠くことができないために、私はこの取組みを評価しているのです。ただ、一朝一夕で身に付くものではなく、子どものころからアートと交われる機会があってこそ、自然とこの感覚は身につくものであることから、同時に京都市の整備も必要だと思うのです。ちなみに京都市においても高等教育においてSTEAM教育(Science:科学,Technology:技術,Engineering:工学,Art:芸術,Mathematics:数学)を推進していく方針であり、アートが身近に感じられ、発想力が豊かな人づくりに取り組んでいくことになっています。 今回の「BASE」の取組みは私の思いや社会環境に合致したものであり、京都市が真の文化都市であるとともに、クリエイティブ経済都市になるためにも、この取組みを育てていく必要があると思っています。京都らしさをいつまでも保ちながら、新たな魅力を発信し、住んでいる人が豊かさを実感できる都市であるために、皆さまにも是非ご関心を持っていただければと思っています。どうぞ、宜しくお願い致します。

新スタッフのご紹介

私の長谷工コーポレーション勤務時代の先輩でもある浜川浩一さんがボランティアスタッフとして事務所のお手伝いをしていただくことになりました。平日は、ほぼ毎日お越しいただけることになっています。事務所にお立ち寄りいただける際には、浜川さんにもお声掛けください。宜しくお願いします。

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