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新・おんづか功活動報告

多発する自然災害を考える

9月1日は「防災の日」です。これは1960年に制定されましたが、この日が選定された経緯として、「関東大震災」が1923年9月1日に発生したことや、立春から二百十日頃に台風が襲来しやすいとされていたその厄日が9月1日前後であることとされています。そんな協議が進められていた最中である1959年9月下旬に伊勢湾台風が甚大な被害をもたらします。このことが契機となって、翌年に「防災の日」が制定されたとされています。そのため、この日には国としても総合防災訓練を実施しますが、京都市においても総合防災訓練を実施してきました。近年は平日での訓練が難しくなってきていたために、京都市の総合防災訓練は9月1日以降、最初の土曜日に実施されるようになっていました。こうした大々的な取り組みや、報道のおかげで、9月1日が「防災の日」である認識は高まりつつありましたが、この2年においては、コロナ禍ということもあり、大々的な訓練は行われなくなり、残念ながら、報道量も減少して、防災意識の低下が心配されるところです。 しかしながら、自然災害のリスクは増大しており、その被害の規模も大きくなっています。これまでにもご報告させていただいてきましたが、左京区では今年になって3回の避難勧告が出され、該当する地域では避難所の設営がなされてきました。また、昨年の7月には鞍馬地域で大規模な土砂崩落が発生し、叡山電鉄が1年以上運行できない状況となってしまいました。この度、叡山電鉄や地域の皆さんのご協力の下で、9月18日に開通できるようになり、やっと地域の皆さんの足が確保できるようになります。3年前には台風17号により、莫大な数の杉が倒れ、未だに撤去できない地域もある状況です。このように、ここ数年、人命にかかわるものではありませんでしたが、大きな被害が京都市内でも発生しているのです。また、7月4日の集中豪雨では一乗寺・北白川山間部から大量の土砂流出があり、白川通や山中越道路が土砂に覆われる状況となるなど、もはや住人の手だけでは対応できない状況となっていました。さらに8月14日の豪雨においては、山中越や鹿ケ谷で大量な土砂流出が発生しており、下流域に当たる岡崎地域では床上浸水まで起きている地域も出てしまいました。何れも、これほどの経験は無いと言われるものであり、近年、大量の雨水を放流するための下水整備も行われていた上での被害であり、自然災害の威力が大きくなってきていることを改めて皆で共有しなくてはならない状況となっています。 さて、こうした自然災害ですが、私たちの力では自然災害を無くすことはできません。そのため、災害をできるだけ小さくする減災の取組みが中心となっています。しかし、もう一度、ここ近年自然災害が増えている要因を考えた時に、日本周辺の海水温が上がっていることが要因であることは間違いありません。なぜ海水温が上がっているのかを考えると、当然の事ながら地球が温暖化していることが原因と考えられます。世界に目を向けると、カナダで気温が50度近くになったり、毎年のようにアメリカ西海岸では山火事が発生し、欧州では洪水に見舞われ、アジアでは巨大な台風で甚大な被害が発生しています。これらも地球温暖化が引き起こした自然現象とも言われています。今のままでは更に温暖化は進み、一層大きな自然被害をもたらす可能性が高いと言えます。身の回りの変化から、地球の変化に意識を移していくことが、今まさに求められていると思います。是非、一緒に考えてただければと思います。

新たな交通システムが話題に

以前にもご紹介しましたが、MaaSというフィンランドのヘルシンキ市でスタートした新交通システム。これは利用者にとって使いやすい交通システムに変えていく取組みであり、個別事業者に支払っていた料金が、電車やバス、タクシー、レンタカー、レンタサイクル、キックボードなどの新業態の垣根なく、定額制でどの交通機関も利用できる取組みです。以前からヴァル研究所によるモビリティピッチセミナーで、日本各地のMaaSに向けた取組みや新たな業態の参入状況について学んできました。また、今月2日には地域公共交通総合研究所による、「地域モビリティの再構築」の書籍発刊に併せてのセミナーが開催され、そこでは人口減少社会の中での公共交通の再生について様々な取組みを学びました。できないではなく、できることからやっていく、大変現実的な事例を基に紹介されていただけでなく、研究者の間で進められている新システムの研究などの紹介もあり、日本の中でも新たな交通システムが動き始めていることが実感できる内容でありました。京都市においては敬老乗車証の議論がなされていますが、これまでの費用についての議論から、敬老乗車証の利用できる範囲を抜本的に見直し、それを起点に、誰もが使いやすい交通システムに作り替える議論へと変わっていかなくてはならないと個人的には考えています。

前原誠司衆議院議員 事務所開き

衆議院議員の任期が10月21日と迫ってくる中、8月30日に前原誠司衆議院議員の事務所(高野交差点東入)開きが行われ、私も神事とともに出席させていただきました。これまでの事務所開きは、後援会の役員の方に限らず、多くの皆さんにお越しをいただいて、事務所をお披露目をする儀式でありましたが、今回はコロナ禍での開催と言うこともあり、前原誠司衆議院議員の各後援会の会長と電機連合の議長、事務局長、そして議員団という、大変こじんまりとした事務所開きとなりました。選挙と言えば、人を多く集め、その勢いを内外に示すことが大事とされていましたが、このコロナ禍では選挙といえども決してその環境は許されるものではなく、如何に感染リスクを抑えた環境の中で選挙をするのかが問われています。今回の事務所開きはまさにその考えに基づいての開催となりました。 もちろん、本番の選挙においても同様に、コロナ禍での選挙であることを十分に意識した選挙とならざるを得ません。ある意味、初めての選挙と言えると思いますが、どんな環境下にあっても、多くの皆さんにご理解いただきご支援いただけるよう頑張ってまいります。

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